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COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDとは?

 COPDという病気を聞いたことはありますか?Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseの頭文字をとったもので、慢性閉塞性肺疾患と訳されます。タバコの煙を代表とする有害物質の長期的な吸入で引き起こされる肺の慢性的な炎症で、咳・痰・息切れの原因となります。

 

 40歳以上の日本人の8.6%(約600万人)がCOPDとされていますが(Respirology.2004;9:458-465)、実際に診断・治療を受けている人は20万人程度といわれています。

 

診断方法

 問診や身体診察でCOPDとして矛盾がないかを確認し、咳・痰・息切れを引き起こす他の病気と区別をするために、胸部レントゲンや胸部CTで肺の状態を評価します。

 

 また、COPDの診断に必須なのが呼吸機能検査です(図1参照)。呼吸機能
検査はどれだけ息を吸ったり吐いたりできるかを測定する検査です。空気が漏れないように鼻をクリップでつまみ、マウスピースをくわえて、息を大きく吸ったり吐いたりすることで測定します。COPDの人では、一秒量(一秒間に吐くことができる呼気の量)が減少するのが特徴です。

 

COPD

 

治療方法

 禁煙、薬物療法、呼吸リハビリテーション、ワクチン接種が主な治療方法です(図2参照)。壊れた肺を元に戻すことはできませんが、症状を改善し、悪化を抑えることが可能です。

 

COPD

 

① 禁煙

原因となっている有害物質を吸い続けたままでは、COPDは改善しません。喫煙本数を減らすのではなく、速やかに禁煙する必要があります。

 

② 薬物療法

COPDは各製薬会社が新たな治療薬の開発に力をいれている分野の一つです。気管支拡張薬を主体とし、必要に応じて吸入ステロイド薬を併用するのが一般的です。

 

③ 呼吸リハビリテーション

運動療法が呼吸困難感の軽減と精神的安定につながることが報告されており、できる限り長期的に継続することが大切です。毎日20分間の歩行を行うことが推奨されています(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease 2016)。

 

④ ワクチン接種

インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種が勧められています。特にインフルエンザワクチンについては、COPD患者の死亡率を40%減少させたことが報告されています(Thorax.2009; 64: 567-572)。

 

最後に

 当院ではCOPDの診断と薬物療法のみならず、禁煙外来・呼吸リハビリテーション・ワクチン接種も提供しています。咳や息切れなどの気になる症状があれば、お早めにご相談ください。

 

 

※参考ホームページ:フクダ電子/COPD情報サイト

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