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2013.01.12 | Topics 

新年の挨拶

当院では昨年450例の心臓血管外科手術をさせていただきました。連携を密にしているグループ病院である松原徳洲会病院(大阪)、宇治徳洲会病院(京都)、野崎徳洲会病院(大阪)では、年間総手術数1200例、開心術700例近い手術をさせていただきました。多くの経験をさせていただき、手術技術の向上はもとより、看護師、工学技士、リハビリ、薬剤師、栄養、事務等のグループでの総合力の向上もめざしております。今年も緊急手術はもちろん、どのような重症例でもすべて受け入れ、診療技術、診療態度のさらなる向上に努め、迅速な対応にてあきらめることなく、全力で治療にあたらせていただきます。今後ともよろしくお願い致します。
昨年のトピックスとして、植込み型補助人工心臓実施施設に東海地区で唯一認定されたことです。おかげさまで、東海地区全般から重症心不全患者様をご紹介いただきましたが、植込み型補助人工心臓手術の適応になった患者様はいませんでした。大阪大学心臓外科と密な連携をとり、心臓移植、補助人工心臓治療の必要な患者様を一人でも多く救えるように努力してまいります。
また、低侵襲手術としてMICS手術(右肋間小開胸心臓手術)、MICSCABG(左肋間小開胸オフポンプ冠動脈バイパス手術)を標準術式として行うことができるようになりました。
重症症例、緊急症例、重症合併症症例も年々増加し、それに伴い手術後合併症で後遺症を残される方、死亡される患者様もおられます。患者様ご家族様はもちろんご紹介いただいた近隣の先生方にも、多大な心労とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。日々反省の毎日ですが、苦い経験を糧として、今度手術をさせていただく患者さまを一人でも多く、お元気に退院できるように、片時も手を抜かずに頑張ってまいります。

名古屋徳洲会総合病院心臓血管外科

 

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