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2012.06.09 | International 

Los Angeles

 

ISMICS 2012 annual scientific meeting (2012.5/30-6/3)

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慌しかった5月も末になり、皆さんの協力のもと 海外の学会に参加する機会を得たので報告します。

 

ポスター発表とはいえ、(前日に手直しあり)出発当日の朝に ポスターが完成した私は 相変わらずのギリギリっぷりを見せながらも(しばらくは緊急opeでも呼ばれることのない)開放感と、無事発表が済むだろうかという不安感が入り混じりながらも、でもなんとかなるだろういや、するしかないかといったやや開き直った気持ちで成田空港へ向かった。

 

成田空港も大きいと感じたが、ロサンゼルス空港へ着いた私はそのスケールの大きさに驚かされた。着いたゲートが100番台でそんなにあるのかと一瞬うたがったが、聞いてみるとなんと8のターミナルに4つの滑走路があるという。さすが、アメリカ第2の都市の国際空港だけはある。また着いて感じたのが日差しが強さ・空の青さである。5月末ではあるが日中は日本の夏であった。

着いた初日のみ時間がとれ、半日観光する時間に当てた。ビバリーヒルズ、ハリウッドなどテレビで聞く名前の場所を直接見ることができ、感動した。

 

着いて2日目から本格的な学会の参加となった。結局昨夜は疲れて、いつの間にか寝てしまっていた為、再度朝になってから、自分のプレゼンの流れを確認してからポスターを張りに行った。日本人はきてるかな、とついつい探すもののあまり見かけず、アジア系をみかけ 近づくものの名札をみると中国人で 笑顔だけで立ち去るということが多かった。

 

発表は 同じトピックの者が集まり、自分たちでスコアをつけ、一番高い得点の者が翌日のfinal round(スライドを使った演壇での口頭発表)に進むこととなっていた。

 

その同じトピックのグループ内に日本人もいて、しかも知っている先生であり少しリラックスできた。実際に始まってしまうと早いもので3分の発表などあっという間に終わり、その後2分のディスカッションとなる。英語に自信のない私には皆のスムーズなやりとりについていけないまま自分の番が回ってきてしまった。

 

今回、私は低侵襲の心臓手術で、術前の(皮膚・肋骨を含む)3D画像の有用性というテーマでの発表であった。

 

いざ始まると意気込みすぎて、3分の時間をかけていい発表を2分少々で終えてしまった。ディスカッション時間が長くなってしまった・・・と少しせこいことを考えながら 質問をまった。

 

一つ目の質問には何とか答えるものの、二つ目はコメントが長く置いてきぼりかつ単語も聞き取れず???の状態。見かねて、隣の方が助け舟を出してくれるものの、その内容が分からない始末。単語を聞き返しているうちに時間終了、次の発表へ。

 

答えきれなくて不完全燃焼のような悔しさを感じながらも、終わった開放感で残り日程を過ごした。MICSを当院と似たような方針でしていると思う発表も多かったが、MICSならではのロボット手術・内視鏡を使った手術・TAVIの発表も多く、参考になった。

 

3日目にfinal roundへ進む者が掲示された。私は当然の如く進めなかったものの 進んだ日本人もいて、凄いと感じるとともに少しでも得るものをと思い、最後まで残ってプレゼンを聞き、私の学会参加は終了した。

 

ロサンゼルスはバスケットのL.A. レイカーズ、野球のドジャースなどがあり、会場周辺はスポーツバーみたいな店が多く 非常に活気があった。初めてアメリカへ来て、改めて英語の重要性および自分の未熟さを感じ、大変刺激にもなった。発表での悔しさと一度はと思って最終日に食べたゴムのようなステーキの感触は絶対に忘れない、と思いつつ帰国した。

 

自分を鍛えなおして再度海外へ挑戦できるよう、日々研鑽を積もうと思う(頑張りたいと思う)。

 

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