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循環器内科のご紹介

2018/06/15

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ご挨拶

 名古屋徳洲会総合病院 循環器内科
亀谷 良介

 新病院へ移転し、ハード、ソフト面での体制が充実してきました。当院において心臓疾患患者さんに対し、最新の知見ももって、最新の治療を地区のみなさん、当院を頼っていただける皆さんに提供するというスタイルを堅持していく所存です。

 

〇当科の治療・検査の現状

 当科では、主には心臓、血管の治療に当たっております。大きく分かると下記が挙げられます。

 また、診断方法としては、現在は、画像診断が発達しており、CT、MRI,血管造影(カテーテル検査)が挙げられます。当院では、2台のCT、2台のMRI、3室のカテーテル室にて対応しております。

 

<当科の治療分野>

冠動脈疾患 (狭心症、心筋梗塞など)
不整脈疾患
心不全 (心不全とは心臓能力が低下した状態)
弁膜症疾患、大血管疾患 (心臓の扉の病気である大動脈弁狭窄症や、大動脈解離、大動脈瘤などの大動脈疾患)
末梢血管疾患 (下肢動脈・腎動脈・頸動脈・鎖骨下動脈等の狭窄や閉塞)

 

①冠動脈疾患 (狭心症、心筋梗塞など)

 心臓を栄養する血管(冠動脈)が、狭くなったり(狭心症)、詰まったりする(心筋梗塞)病気です。
  診断方法として、当院では心臓CT検査に力を入れており、最新の心臓CT機器装置の導入、当日検査対応可能な運用を行っております。(検査目的に後日再度来院する必要はありません。)
  冠動脈に複数狭窄がある場合、どの部位を治療すべきかの診断も、心臓CTの特殊検査(ダイナミックパーフュージョンCT)で出来るようになってきています。
  心臓CTは画質が良いのが利点ですが検査で造影剤を使用する必要があります。腎機能不良など造影剤が使用できない患者さんには、心臓MRIをおこなうことができます。MRIはCTに比べ画質は劣りますが、点滴無し、造影剤無し、被曝無しで冠動脈を診断できる検査です。心臓MRI検査は、主に大学病院で行われている検査ですが、市中の病院でこの検査をおこなっている病院はほとんどなく、当院の高度なMRI機器と、それに対応している診療放射線技師の技術力の高さの賜物です。
   治療方法としては、当科が行っている心臓カテーテル治療、心臓血管外科が行っている冠動脈バイパス手術がありますが、どちらの治療を選択するかは、循環器内科、心臓血管外科が合同でカンファレンスを行い、その患者さんにとってどちらの治療が適切かを検討しております。(それを踏まえて、患者さんに治療方法を選択していただいております。)
  より適切な治療戦略を設定すること、治療も画像診断を駆使し丁寧に治療することが、患者さんの受けるメリットが大きくなると信じ、日々精進しております。

 

②不整脈疾患
 脈の乱れ、動悸を症状とする病気です。当院には不整脈専門医が2名在籍しております。
 脈が速くなる頻拍性不整脈の治療には、余分な電気をカテーテルで治療するカテーテルアブレーションを行っております。その治療は、例年約100症例余となっています。最新の画像治療サポートツール(3Dマッピングシステム)も使用しており、より安全に、かつ低被曝での治療に心がけております。
  脈が遅くなる徐脈性不整脈の治療には、ペースメーカー植込み手術を行っています。最近導入されたリードレスペースメーカーも当院で手術可能ですが、その適応患者さんは厳密に判断しております。(心房細動性徐脈、高齢患者さんが適応となっています。)

 

③心不全
  心臓機能が低下した状態。原因は多岐に渡ります。
  当院では、国内に先駆けて、重症心不全の治療機器「インペラ」が導入されました。愛知県で一番最初に使えるようになりました。超重症心不全患者さんの治療サポート機器ですが、症例も10症例以上を経験し、より重症な患者さんの救命に役立っています。
  また、当院では、植え込み型補助人工心臓手術の認定施設でもあります。内服治療などでは対応不可と判断された超重症心不全患者さんの治療法の選択の一つとなっています。そのような患者さんは心臓移植の登録が必要ですが、当院は大阪大学と協力し対応しております。
心不全の薬物治療は、医師の実力が如実に表れる所です。循環器内科カンファレンスを週に2回行い、適切な治療を選択するよう対応しております。
 また、薬物療法だけで無く、心臓リハビリテーションの重要性が再認識されております。日々の運動が心不全を改善させる大切な領域です。当院でも心臓リハビリテーションにも力を入れており、外来でもリハビリテーション可能な体制で運用を行っております。

 

④弁膜症疾患、大血管疾患
   過去には、大動脈弁狭窄症、大動脈瘤や大動脈解離などの疾患は、外科的手術しか治療方法はありませんでしたが、現在は、カテーテルでの大動脈弁、大動脈疾患を治療できるようになりました。カテーテル治療は、患者さんの適応の問題もありますが、手術と比べ低侵襲(傷口が小さい)、入院期間が短い等メリットもあり、より低侵襲治療を好む日本人にマッチしているとも考えられます。
  手術なのか、カテーテル治療なのかも当科と心臓血管外科でカンファレンスを行い医学的により適切な治療を患者さんに提案できるような体制としております。特に大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療(TAVI)は、その治療ができる病院も限られています。その治療を頼りに、岐阜県飛騨地方、南信州からも患者さんが来院されており、転院搬送の際には必要あれば、ドクターヘリの受け入れも行っています。

 

⑤末梢血管疾患
心臓血管の治療のカテーテル治療を行っている循環器内科医が心臓から領域を超えて血管治療をおこなっています。各分野のエキスパートである血管外科の医師、脳神経外科の医師と協力し治療を行っています。自身の専門に固執することなく専門分野を越えて協力し合えるのが当院の良さでもあります。

 

〇当科からのお願い

 まだまだ、我々が対応している疾患については語り足りませんが、当科の理念である、「患者さん第一の医療を提供する」ことを考えております。近隣の患者さんに、最新の高度医療を気軽に提供できる環境を維持していきたいと考えております。また、その努力を惜しまない医療スタッフ教育も大切にしております。
 当院で治療を受けられた皆さんへのお願いです。治療の甲斐あり状態が良くなったとしても治癒したわけではありません。継続した内服加療が必要です。禁煙が必要です。適切な食事管理が必要です。適切な運動が必要です。是非、油断されずご自身の管理をお願いします。病院で対応できることには限界があります。医療の主役は患者さんであり、医療従事者はサポート役です。サポート役の我々ですが、日々最新の知見を学習し、最新の治療機器が当院で導入できるよう精進継続して参ります。地域の病院で最新の医療を享受できる取り組みを継続して参りますので、ご理解よろしくお願いします。

 

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http://www.nagoya.tokushukai.or.jp/wp/depts/cardiovascular_medi

 

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実績

 

項目

 2017年度
(2017.4月~2018.3月)
 2010年~2017年
(2010.4月~2018.3月)
総カテーテル件数 1161 7064
経皮的冠動脈形成術(PCI) 320 2478
経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション) 158 566
ペースメーカー 51 523
 リードペースペーカー 3
植え込み型除細器(ICD) 15 42
   皮下植込み(S-ICD) 3 5
   両心室ペーシング(CRT-D) 7 未集計
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI) 27 60
経皮的大動脈弁形成術(PTAV) 3 28
ステントグラフト 56 260
経皮的末梢動脈形成術(EVT) 208 776
  経皮的頚動脈形成術(CAS) 2 9
  経皮的腎動脈形成術(PTRA) 6 17
  シャントPTA(VAIVT) 78 178
経皮的人工心肺(V-A ECMO) 41 未集計
インペラ(IMPELLA) 10
IABP 16 未集計
冠動脈CT 1513 9517
心臓MRI 186 382
心臓リハビリテーション 17899 65718

※項目によっては心臓血管外科を含む

 

当院は、下記の学会認定施設となっています。
・日本内科学会認定医制度教育関連施設
・日本循環器学会循環器専門医研修施設
・日本心血管インターベンション治療学会研修施設
・日本不整脈・心電学会認定不整脈専門医研修施設
・ステントグラフト実施施設
・経カテーテル的大動脈弁置換術実施施設

 

また、下記の実施施設です。
・経皮的冠動脈形成術
・経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの)
・経皮的冠動脈ステント留置術
・経皮的中隔心筋焼灼術
・ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
・植込型心電図記録計移植術及び植込型心電図記録計摘出術
・両心室ペースメーカー移植術及び両心室ペースメーカー交換術
・植込型除細動器移植術及び植込型除細動器交換術及び経静脈電極抜去術(レーザーシースを用いるもの)
・両室ぺーシング機能付き植込型除細動器移植術及び両室ぺーシング機能付き植込型除細動器交換術
・心臓カテーテル法による諸検査の血管内視鏡検査加算
・植込型心電図検査
・心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)

設備機器

東芝 フラットパネル式循環器血管撮影装置
TOSHIBA Infinix CeleveTM-i INFX-8000V  バイプレーン

●マルチアクセス型床置き式Cアーム

●バイプレーン

●8×8インチFPD(正・側面アーム)

●マルチアクセス型床置き式の正面アームに8×8インチサイズのFPDを、天井走行式の側面アームに8×8インチサイズFPDを搭載した2方向システムです。

●正・側面のコンパクトなFPDは電気生理学的検査や小児循環器領域で最適なサイズです。

●東芝独自の柔軟なマルチアクセス機構により、さまざまなポジションからCアームをセットしても、解剖学的角度に沿ったRAO/LAO、CRA/CAU回転が可能です。

●外科的手技とカテーテルインターベンションを同時に行う先進的な「ハイブリッド治療」にも応用が始まっています。

●低線量ながらも高画質を実現する画像処理コンセプト(PureBrainTM)を搭載。

●冠動脈三次元画像を再構成し、難易度の高いPCIを的確にサポートするためのCoronary Angio用オプションに対応可能です。

 

フラットパネル式多目的血管撮影装置
Innova 3100 GE社製

31cm×31cmのフラットパネル検出器を搭載した、最新型多目的血管撮影装置です。フラットパネル検出器を用いることにより、今までにはない高画質の画像が低線量で撮影することができます。また、最新の画像処理ソフトウェアを搭載していますので、3次元画像処理ができ、診断・治療に役立てています。

ハイブリッド手術室 SIEMENS Artis zee TA

31cm×31cmのフラットパネル検出器を搭載した、最新型多目的血管撮影装置です。フラットパネル検出器を用いることにより、今までにはない高画質の画像が低線量で撮影することができます。また、最新の画像処理ソフトウェアを搭載していますので、3次元画像処理ができ、診断・治療に役立てています。

 

320列マルチスライスCT
東芝Aquilion ONE /Vision Edition

心臓CT撮影において320列(16cm幅)の検出器で1回転の最大速度が0.275秒(従来より3/4時間短縮)の撮影で心拍数75回/分まで対応可能となります。
開口部が大きく、撮影時間の短縮により、動きの抑制が困難な小児や救急検査でも撮影精度の向上が図れます。
逐次近似再構成により従来の撮影より大幅なひばく線量低減が可能となります。

広報誌

2012年6月号 かすたねっと

2012年10月号 かすたねっと

2012年10月号 かすたねっと

2012年11月号 かすたねっと

2012年12月号 かすたねっと

2013年3月号 かすたねっと

2013年4月号 かすたねっと

2014年3月号 かすたねっと

2014年4月号 かすたねっと

2014年5月号 かすたねっと

2014年6月号 かすたねっと

2014年7月号 かすたねっと

2014年10月号 かすたねっと

 

 

2015年7月号 かすたねっと

2015年9月号 かすたねっと

2016年6月号 かすたねっと

 

2016年7月号 かすたねっと

2016年7月号 かすたねっと

2017年7月号 かすたねっと

 

   

※画像をクリックすると拡大します。

0568-51-8711

受付時間

午前診 8:00~11:30
(診療: 9:00~12:00)
夕診 16:30~19:00
(診療: 17:00~19:00)

診療日、診療時間は、
各科ごとに異なります
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