春日井心臓血管セミナー

報告

2020年9月12日(土)に、オンラインによる『第10回春日井心臓血管セミナー』を開催し、今回のテーマ「不整脈治療」についての講演がありました。オンラインでの開催は初めての試みでありましたが、全国各地から約180名もの方に参加して頂きました。

セッション①では、藤田医科大学ばんたね病院循環器内科准教授の祖父江嘉洋先生が『心房細動への包括的治療』と題し、心房細動に対しての脳梗塞等の発症リスクや予後について、治療方法を段階的に説明しました。さらに心房細動は今後増加傾向にあると言われ、高血圧、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、肥満など多くの要因があり、それぞれ積極的に治療介入することで予後が改善する可能性があると講演をされました。

セッション②では、日本医科大学大学院医学研究科の循環器内科学分野大学院教授の清水渉先生が『遺伝性不整脈の最前線~日本国内多施設登録研究から~』と題し、ブルガダ症候群には遺伝子の先天的な異常が関わっていることや、年間再発率の高さを解説し、治療方針としてはICD(植え込み型除細動器)を含め、臨床所見に加え、心電図学リスク指標を考慮して決定することについての講演をされました。
今後も、オンラインを含めた春日井心臓血管セミナーを継続開催し、地域医療に貢献していきたいと思います。

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報告

当院に於けるカテーテルアブレーション800例の経験より

名古屋徳洲会総合病院 循環器内科部長 加藤 千雄

セッションI

『心房細動への包括的治療』

藤田医科大学 ばんたね病院 循環器内科 准教授
祖父江 嘉洋 先生

プログラム

  • 第10回春日井心臓血管セミナー

    • 開催日令和2年9月12日(土)(開場16:30〜 ※セミナー開始時間の30分前よりログインが可能です)

    報告17:00〜当院に於けるカテーテルアブレーション800例の経験より

    名古屋徳洲会総合病院 循環器内科部長 加藤 千雄
  • セッションI17:15〜

    座長

    『心房細動への包括的治療』
    藤田医科大学 ばんたね病院 循環器内科 准教授
    祖父江 嘉洋 先生
  • セッションII18:00〜

    座長

    『遺伝性不整脈の最前線』
    ~日本国内多施設登録研究から~
    日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野 大学院教授
    清水 渉 先生