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2006.04.10 | Topics 

冠動脈造影検査はもう必要ない?

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最新のCT(64列)の出現で、心臓の冠動脈の描出が可能となりました。静脈点滴のみでCT検査を行い、すぐに検査が終了です。1~2時間の画像解析で、結果が分かります。いままで動脈に管(カテーテル)を挿入して行う冠動脈造影検査と比べて、患者様の負担がかなり軽減しました。
しかし、冠動脈の診断の精度ですが、まだ完璧とは言えません。
よって、胸痛の患者さまのスクリーニング、心臓血管手術の術前のスクリーニングに大いに役立っています。CTで異常のある患者様には、次に冠動脈造影検査そして治療が必要となります。
胸痛で苦しんでいられる狭心症、心筋梗塞の緊急の患者様にはすぐに冠動脈造影検査そしてカテーテル治療となります。
無駄な冠動脈造影検査がなくなるわけです。

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