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2015.01.07 |

新年の挨拶 平成27年(2015年)

新年あけましておめでとうございます。2014年までの手術成績を公開させていただきます。

平成10年(1998年)より心臓血管外科を開設して17年になりました。当院心臓血管外科での手術件数は5000件を超え、当グループでの手術総数は1万件を超えました。昨年は年間550例の手術でそのうち300例近い開心術を行うことができました。昨年4月の新築移転とともにハイブリッド手術室が稼働し昨年のハイブリッド手術室での手術は140例となりました。本年は経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)の施設認定をいただきTAVIを開始します。循環器内科、放射線科とさらに連携を図りハートチームとして循環器医療を発展させてまいります。

植込み型補助人工手術を開始してから重症心不全の患者さんが増加しPCPS症例が38例、補助人工心臓手術5例と増え、そのうち植込み型補助人工心臓手術は昨年1例に行ない順調な経過です。小さな傷口での心臓手術(MICS)も標準的な治療になりつつあります。

また只越先生の加入で血管外科手術症例が飛躍的に増えました。飯田先生の加入で小児の漏斗胸の手術も順調に行われています。

緊急手術、高齢者、再手術、重症心不全の症例が増加し手術をさせていただいたにもかかわらず救命できなかった患者さん、合併症で後遺症を残された患者さんも少なからずおられます。患者さん、ご家族様はもとより紹介していただいた医療関係者の皆様に大変申し訳なく思います。多く経験と反省をさせていただいき、今後手術をさせていただく患者さんをより多く救命しお役にたてるように精進してまいります。

 

手術成績

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