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2005.08.18 | International 

ロンドン

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2004年12月19日、ロンドンの医療事情視察に参加させていただきました。冬のロンドンは冷たく薄暗い印象を受けましたが、街中がクリスマスで飾られていました。ヒースロー空港到着後そのまま病院新設候補であるギネス工場跡に案内されました。その後ロンドンの中心街テムズ川に沿ってビッグベンの反対側に位置する聖トーマス病院を見学しました。そこには、ナイチンゲール博物館があり、ナイチンゲールの生き様、名残の品々を見てきました。翌日は、パデイントン駅前にあるパデイトンヘルスキャンパス構想について、その責任者であるDr. Gareth Goodierから話を聞きました。ヨーロッパでもっとも先進的なロイヤルブロンプトン病院、ヘアフィールド病院が統合してパデイトンヘルスキャンパスとして新設され、産科病院としてダイアナ妃が出産されたセントメリー病院、インペリアルカレッジを含めた総合医療、研究教育施設ができるという話でした。イギリスの医療事情ですが、過去はゆりかごから墓場までという世界最高準の医療福祉制度といわれた、NHS(National Health Service)が現在もあり、イギリス在住の人は基本的に無料で診療が受けられ、税金でまかなわれているとのことでした。しかし、手術までの待ち時間が非常に長く、その他様々な問題も直接聞くことができました。ただ、日本以上に、医者、医学生を含め医療関係者のモラルは高く、大変勉強になりました。

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