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2005.08.18 | International 

シンガポール

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2005年2月24日から27日まで、シンガポールの医療事情視察に行ってまいりました。シンガポールはイギリス植民地時代から東南アジアの交通、経済の要所でもありますが、医療でも最先端の医療を実践し、アジアの要所であることを忘れてはなりません。われわれが行ったところはシンガポールユニバーシテイ-ホスピタルでシンガポール1の大学病院で研究も行っている病院でした。そこでは4分の1の患者さんを海外から受け入れており、アジアの中心的な病院でした。
シンガポールユニバーシテイ-ホスピタルでお世話になったのは、ハートセンター長でもあり、心臓外科部長のDr C. L. Lee教授でした。彼はアジアの心臓外科の重鎮でもあり、国際的な活躍をされています。かれはその肩書きとは思えないほど気さくな方で、われわれをホテルまで出迎えていただき、景色のいいゴルフクラブのレストランで夕食会に招待していただきました。翌日は病院見学をさせていただきました。事務の人間から、スライドを使って病院の詳しい説明、次にDr C. N. Leeから心臓外科の取り組みについて質疑応答を含めてお話をしていただきました。それから手術室、心臓カテーテル室、外来、日帰り手術センター、ICU,病棟、救急センター等を説明していただきながら見学させていただきました。そのスケールの大きさには驚くばかりでした。手術室には総勢120名の看護師が毎日100例近い手術をこなしていました。
翌日は、Dr C. L. Lee教授のプライベートオフィスにお邪魔し、そこでの冠動脈バイパス、僧帽弁形成術を見させていただきました。その長年の経験と決して無理をしない派手なことをしない患者中心の謙虚な態度からくる手術手技にはなにか感じるものを覚えました。

 

 

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